CCB工法とは

CCB工法の概要

鉄筋挿入型ひび割れ制御工法(CCB工法) 特許登録4719032 NETIS番号:KT-150088-A
 鉄筋挿入型ひび割れ制御工法:CCB(Crack Control Bar)工法とは、鉄筋コンクリート壁の収縮ひび割れ発生位置を制御する工法であり、ひび割れを誘発目地内に誘導し、目地部以外の壁面ひび割れを発生させないことが可能となります。本工法の特徴は、ひび割れを誘発したいところの非コンクリート率を確保する手段として、ひび割れ誘発材および壁鉄筋を一直線上に配置する点、ならびに太径の異形棒鋼をひび割れ誘発材に用いる点です。<財団法人日本建築総合試験所 建築技術性能証明 : 第09-04号改>

特徴

1.ひび割れを目地内に誘導できるため、防水処理が容易になり、美観を損ないません。

2.通常の耐震壁と同等の強度を持つため、雑壁をはじめ、さまざまな箇所に使用できます。

3.コンクリートとの付着性状が良好な表面処理を施さないJIS品の異形棒鋼をひび割れ誘発材に用いるため、品質や耐久性などに関する懸念がありません。

4.専用のひび割れ誘発材固定ジグを使用することで、簡易ながらも精度の高い施工が可能です。

5.鉄筋工による一連の作業の中でひび割れ誘発材の取り付けが可能であり、類似工法と比較して作業効率に優れ、対策費用が安価です。

CCB-NAC工法の概要

CCB工法を改良した増し打ちなし工法(CCB-NAC工法) 特許登録4719032
 増し打ちなし工法:CCB-NAC(NAC:No Additional Concrete)工法の特徴は,CCB工法の特徴に加え,耐震壁の耐力を目地底ではなく全壁厚として評価できるため,CCB工法採用の際に必要であった目地深さ厚の増し打ちコンクリートが不要となります。ただし,ひび割れ誘発目地の深さの総和は壁厚の20%以内,誘発材率(目地底間寸法に対するひび割れ誘発材の呼び径の比率)は7.5%以上かつ20%以下,総断面欠損率(全壁厚に対する目地深さおよびひび割れ誘発材と壁縦筋の呼び径の合計の比率)は25%以上かつ48%以下とします。
 
【CCB-NAC工法の適用範囲】
無開口の耐震壁に限る。
 
【事業主・設計監理・施工者の範囲】
 事業主・設計監理者は,工法協会に入会(賛助会員)することで使用許諾が与えられます。施工者は,開発会社11社(淺沼組,熊谷組,西松建設,NIPPO,東亜建設工業,飛島建設,大日本土木,長谷工コーポレーション,東急建設,五洋建設,共立建設)に限ります。ただし,工法協会に入会し,NAC工法研究会(正・限定会員)に所属することで使用許諾が与えられます。(工法協会HP:入会案内を参照)

施工手順

施工状況 CCB工法

施工状況 CCB−NAC工法

 
 

PRS目地充填材とは

PRSの概要

 PRS(Porous Resin Sand)目地充填材とは,一般の充填材(モルタル,シーリング)とは異なる機構をもち,骨材(珪砂)とファイバー樹脂とを混練した材料を目地内に充填することで,ポーラス機構を形成して挙動を吸収(分散)します。これにより,日々のひび割れ挙動に追従でき,コンクリートとの境界面のクロスに亀裂を生じることはありません。また,体積減少が無いためクロスに窪みやしわが生じず,圧縮強度も高く押さえてもクロスにしわや亀裂を生じることはありません。本充填材は,内装制限や特定化学物質による問題がなく,室内クロス仕上げの美観性を経年後も維持できます。